墓じまい後は永代供養?沖縄での供養先・費用・手続き・選び方を解説

沖縄で墓じまいを考え始めたとき、お墓の撤去と同じくらい重要なのが、
「お墓から取り出した遺骨を、その後どうするのか」
という問題です。
墓じまいは、お墓を解体して終わりではありません。
現在のお墓に納められている遺骨について、次の供養先を決め、必要な手続きを行って移すところまで考える必要があります。
墓じまい後の供養先として代表的なのが「永代供養」です。
寺院や霊園などに遺骨の管理や供養を任せられるため、
「子どもが沖縄県外に住んでいる」
「お墓を継ぐ人がいない」
「高齢になり、お墓の掃除や管理が難しくなった」
「子どもや孫にお墓の負担を残したくない」
といった家庭では選択肢の一つになります。
ただし、
墓じまいをしたら必ず永代供養にしなければならないわけではありません。
納骨堂や樹木葬、別のお墓への改葬など、ほかにも方法があります。
また、永代供養にも「最初から合祀する方法」「一定期間個別に安置する方法」などがあり、費用やお参りの仕方、遺骨の扱いが異なります。
この記事では、沖縄で墓じまいを検討している方に向けて、
・墓じまい後の遺骨はどうなるのか
・永代供養を選ぶメリット・注意点
・墓じまい後に選べる供養方法
・墓じまいから永代供養までの流れ
・必要になる費用
・後悔しない永代供養先の選び方
・沖縄ならではの注意点
まで順番にわかりやすく解説します。
墓じまい後の遺骨はどうする?まず知っておきたい基本
墓じまいとは、現在のお墓を撤去し、墓地を整理することです。
しかし、お墓の中に遺骨が入っている場合、お墓だけを撤去して遺骨をそのままにすることはできません。
そのため墓じまいを考えるときは、
「お墓をどう撤去するか」より先に、「遺骨をどこへ移すか」を考える
ことが重要です。
墓じまい後の主な供養先には、次のようなものがあります。
| 墓じまい後の供養方法 | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 永代供養墓 | 寺院・霊園などが管理・供養 | 継承者がいない |
| 納骨堂 | 建物内などに遺骨を安置 | お参りしやすさを重視 |
| 樹木葬 | 樹木や草花などを墓標として供養 | 従来型墓石にこだわらない |
| 新しい一般墓 | 別のお墓へ遺骨を移す | 今後も家族で墓を継ぎたい |
| 合祀墓 | 複数の方の遺骨を一緒に供養 | 費用や管理負担を抑えたい |
「墓じまい=永代供養」というわけではありません。
今後誰がお参りするのか、費用をどのくらいかけられるのか、個別で遺骨を残したいのかなどを考えて選びましょう。
墓じまい後に永代供養が選ばれる理由
永代供養とは、寺院や霊園などが家族に代わって遺骨を管理し、供養を行う仕組みです。
従来のお墓は、基本的に家族や親族が代々受け継ぎながら管理していきます。
一方、永代供養では施設側が管理するため、承継者がいなくても利用できるものがあります。
そのため墓じまいを考える理由と、永代供養の特徴は相性が良いといえます。
墓じまいを考える主な理由
例えば、
・子どもが県外に住んでいる
・子どもがいない
・お墓を継いでくれる人がいない
・高齢になりお墓へ行くことが難しい
・清掃や草刈りの負担が大きい
・台風後などの墓の確認が大変
・将来、無縁墓になることが心配
・子どもに管理を任せたくない
といった事情があります。
こうした場合に、お墓だけをなくしても、
「遺骨を今後誰が管理するのか」
という問題は残ります。
永代供養を利用することで、従来のように家族だけで管理を続けなくても供養できるため、墓じまい後の供養先として検討されます。
墓じまい後は必ず永代供養にする必要がある?
墓じまいをしたからといって、必ず永代供養を選ぶ必要はありません。
これは墓じまいを検討している方が勘違いしやすいポイントです。
例えば、
「今のお墓は遠くて管理できないけれど、自宅近くに新しいお墓を建てたい」
という家庭であれば、別のお墓へ改葬することもできます。
また、
「屋外のお墓を管理するのが難しい」
という場合には納骨堂という選択肢もあります。
重要なのは、
なぜ墓じまいするのか
を一度整理することです。
管理する人がいない
この場合は、承継者を必要としない永代供養が候補になります。
お墓が遠い
自宅から通いやすい納骨堂や霊園などへ改葬する方法があります。
お墓が大きく管理が大変
小さなお墓へ建て替えたり、別の家族墓へ移したりすることもできます。
子どもに負担をかけたくない
永代供養や合祀墓など、将来の管理負担が少ない方法を検討できます。
このように、家庭によって適した供養方法は異なります。
永代供養にはどんな種類がある?
「永代供養」と一言でいっても、遺骨の納め方には複数のタイプがあります。
ここを理解しないまま、
「永代供養ならどこでも同じだろう」
と決めてしまうのはおすすめできません。
特に確認したいのが、
遺骨を個別に安置するのか、他の方の遺骨と一緒に合祀するのか
という違いです。
合祀型
複数の方の遺骨を同じ場所へ納め、供養する方法です。
個別のお墓や納骨スペースを設けないため、比較的費用を抑えやすい傾向があります。
一方で重要なのが、
一度合祀すると、後から特定の方の遺骨だけを取り出すことが難しくなる
という点です。
「将来、別のお墓へ移す可能性がある」
「遺骨はできるだけ個別に残したい」
という場合は、契約前によく確認しましょう。
個別安置型
一定期間、遺骨を個別のスペースで安置するタイプです。
例えば、
「一定期間は家族ごとに供養し、その後合祀する」
という形式があります。
個別安置期間が、
・13回忌まで
・17回忌まで
・33回忌まで
など、施設によって決められている場合があります。
期間終了後の遺骨がどうなるのかも必ず確認しましょう。
納骨堂型
建物内の納骨スペースなどへ遺骨を納める方法です。
屋内にある施設では天候に左右されにくく、お墓参りの負担を軽減できる場合があります。
一方で、
・年間管理費
・使用期間
・契約終了後の遺骨の扱い
などは施設によって異なります。
樹木葬型
墓石ではなく、樹木や草花などを墓標として遺骨を供養する方法です。
ただし「樹木葬」と呼ばれていても、
・個別埋葬
・共同埋葬
・一定期間後に合祀
など仕組みはさまざまです。
名称だけで判断せず、遺骨が最終的にどのように供養されるのか確認しましょう。
「永代供養=遺骨を永久に個別管理」ではない
永代供養について、特に注意したいポイントです。
「永代」という言葉を見ると、
ずっと同じ場所で、個別に遺骨を管理してもらえる
というイメージを持つかもしれません。
しかし、すべての永代供養が永久に個別安置されるわけではありません。
一定期間だけ個別で安置し、その後は合祀墓へ移す施設もあります。
例えば、
個別安置
↓
契約期間終了
↓
合祀墓へ移動
↓
寺院・霊園などが供養
という形です。
そのため契約時には、
「永代供養だから大丈夫」
だけで判断するのではなく、
遺骨が最終的にどこへ、どのような状態で納められるのか
まで確認する必要があります。
墓じまいから永代供養までの流れ
墓じまい後に永代供養をする場合、大まかには次のような流れで進めます。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 家族・親族で話し合う |
| 2 | 現在のお墓と遺骨を確認する |
| 3 | 永代供養先を決める |
| 4 | 改葬に必要な書類を確認する |
| 5 | 改葬許可を申請する |
| 6 | 必要に応じて供養を行う |
| 7 | 遺骨を取り出す |
| 8 | お墓を解体・撤去する |
| 9 | 永代供養先へ遺骨を納める |
ポイントは、
お墓を撤去してから永代供養先を探すのではなく、先に遺骨の移動先を決める
ことです。
順番に詳しく見ていきます。
1.まず家族・親族で墓じまいについて話し合う
墓じまいで最初に行いたいのが家族や親族との話し合いです。
特に沖縄では、門中墓など一つのお墓に複数の家族・親族が関係している場合があります。
そのため一人だけで、
「管理が大変だから墓じまいする」
と決めてしまうと、後からトラブルになる可能性があります。
話し合うときは、
・なぜ墓じまいを考えているのか
・今後誰がお墓を管理できるのか
・墓じまい費用を誰が負担するのか
・遺骨をどこへ移すのか
・永代供養にするのか
・今後どのようにお参りするのか
などを共有しましょう。
墓じまいは、
「お墓をなくす話」
だけではなく、
今後どのようにご先祖様を供養していくかを考える話
として進めると、家族や親族にも説明しやすくなります。
墓じまいを何から始めればいいか迷っている方は、「沖縄で墓じまいは何から始める?チェックリスト付き」も参考にしてください。
2.現在のお墓に何柱の遺骨があるか確認する
永代供養先を決める前に確認しておきたいのが、
現在のお墓に何柱の遺骨が納められているのか
です。
永代供養の料金は、
・1人あたり
・1柱あたり
・家族単位
・区画単位
など施設によって異なります。
例えば、お墓から5柱の遺骨を取り出す場合と1柱だけの場合では、永代供養に必要な費用が大きく変わる可能性があります。
また、古いお墓の場合、
「誰の遺骨なのか分からない」
「何柱入っているか分からない」
ということもあります。
墓じまい業者や墓地管理者などへ相談しながら確認しましょう。
3.墓を撤去する前に永代供養先を決める
墓じまいを急ぐあまり、
「とりあえずお墓を解体してから遺骨のことを考えよう」
とするのは避けた方がよいでしょう。
先に、
遺骨の新しい受け入れ先を決める
ことが大切です。
永代供養先を検討するときは、
・合祀か個別安置か
・何年間個別安置されるか
・お参りできるか
・宗旨・宗派の条件
・年間管理費の有無
・納骨時の費用
・将来追加費用が発生するか
・家族も同じ場所へ入れるか
などを確認します。
永代供養そのものについて詳しく知りたい方は、「沖縄の永代供養とは?費用・種類・選び方・墓じまい後の供養まで徹底解説」で詳しく解説しています。
4.改葬許可申請を行う
現在のお墓から遺骨を取り出して別の墓地や納骨堂などへ移す場合は、「改葬」の手続きが必要になります。
改葬は、自由に遺骨を移せるわけではありません。
必要な申請を行い、改葬許可証の交付を受けます。
一般的には、
現在遺骨が納められている場所を管轄する市町村
へ改葬許可を申請します。
必要になる書類や書式は市町村、現在のお墓、新しい供養先などによって異なることがあります。
そのため、
「インターネットで見つけた書類だけ準備すれば大丈夫」
と思わず、現在のお墓がある市町村へ事前に確認すると安心です。
沖縄での具体的な申請方法については、「沖縄で改葬許可申請をするには?必要書類と役所手続きの流れ」で詳しく解説しています。
5.必要に応じて閉眼供養などを行う
墓じまいの際には、家庭や宗派などの考え方に応じて、墓の閉眼供養などを行うことがあります。
ただし、
「墓じまいをするなら法律上必ず閉眼供養をしなければならない」
というものではありません。
供養方法については、
・菩提寺
・僧侶
・家族
・親族
などと相談しながら決めます。
沖縄では家庭や地域によって供養に対する考え方に違いがあるため、一律に「この方法が正しい」と決めつけず、家族が納得できる方法を選ぶことが大切です。
6.遺骨を取り出す
必要な手続きを終えた後、お墓から遺骨を取り出します。
沖縄のお墓では、長期間遺骨が納められていることもあり、骨壺の状態を確認する必要があります。
墓の内部は湿気が多い場合もあり、
・骨壺に水が入っている
・骨壺が劣化している
・遺骨が湿っている
・複数の遺骨がある
といったケースがあります。
新しい永代供養先によっては、納骨前に遺骨の状態を整える必要がある場合もあります。
事前に受け入れ先へ確認しておきましょう。
7.お墓を解体・撤去する
遺骨を取り出した後、墓石やコンクリートなどを撤去します。
沖縄では、
・亀甲墓
・破風墓
・門中墓
・大型のコンクリート墓
など、本土と比べて規模の大きなお墓もあります。
そのため費用は単純に、
「墓石一基を撤去する料金」
だけでは決まりません。
例えば、
・墓の大きさ
・コンクリートの量
・重機が入れるか
・道路から墓までの距離
・階段や傾斜があるか
・廃材をどのように搬出するか
などによって工事費が変わります。
墓じまい費用について詳しく確認したい場合は、「沖縄の墓じまい費用相場はいくら?リアルな内訳公開」も参考にしてください。
8.永代供養先へ遺骨を納める
最後に、取り出した遺骨を新しい永代供養先へ納めます。
施設によっては納骨時に、
・改葬許可証
・火葬許可証等
・身分証明書
・使用許可証
・契約書類
などが必要になります。
必要書類は施設によって異なるため、納骨日までに確認しましょう。
ここまで完了して、墓じまいから永代供養への移行が一区切りとなります。
墓じまい+永代供養にはどんな費用がかかる?
墓じまい後に永代供養を利用する場合、
永代供養料だけを考えればよいわけではありません。
大きく分けると、
「現在のお墓を整理する費用」
と、
「新しい供養先へ納める費用」
の2つがあります。
主な費用
| 費用 | 内容 |
|---|---|
| 墓の解体・撤去費 | 墓石・コンクリートなどを撤去 |
| 重機・搬出費 | 重機使用や廃材の運搬 |
| 廃材処分費 | 石材・コンクリートなどの処分 |
| 遺骨取り出し費 | 墓から遺骨を取り出す作業 |
| 供養費 | 僧侶等へ依頼する場合 |
| 行政手続き関連 | 改葬に必要な手続き |
| 遺骨の移送等 | 新しい供養先へ移す費用 |
| 永代供養料 | 管理・供養を任せる費用 |
| 納骨料 | 納骨時に必要になる場合 |
| 銘板等 | 名前などを刻む場合 |
| 管理費 | 施設によって必要な場合 |
永代供養先を比較するときは、
「永代供養○万円~」
という最初の金額だけではなく、
最終的な総額はいくらになるのか
を確認しましょう。
墓じまいと永代供養は別々に考えない方がいい
費用を考える際に重要なのが、
「墓じまい業者」
と
「永代供養先」
を完全に別々の話として考えないことです。
例えば、
墓の撤去費用は安かったものの、遺骨を取り出した後に改葬先が決まっておらず、慌てて永代供養先を探すことになるケースも考えられます。
反対に、
永代供養先を先に決めておけば、
・いつ遺骨を受け入れてもらえるか
・どのような状態で納骨するのか
・必要書類は何か
・何柱受け入れてもらうのか
を確認したうえで墓じまいを進められます。
そのため、
墓じまいを決める段階で、改葬先も同時に検討する
ことをおすすめします。
墓じまい後の永代供養先を選ぶ7つのポイント
永代供養は、一度納骨すると簡単に変更できない場合があります。
特に合祀後は遺骨を個別に取り出せないケースがあるため、料金だけで決めないことが重要です。
1.合祀か個別安置か
まず確認したいポイントです。
「最初から合祀」
なのか、
「一定期間は個別に安置して、その後合祀」
なのかを確認します。
家族が、
「できればしばらく個別に手を合わせたい」
と考えているなら、個別安置期間があるタイプが候補になります。
2.合祀される時期
個別安置型の場合は、
「いつまで個別なのか」
を確認します。
「永代供養」と書かれているだけでは分かりません。
契約書などで具体的な期間を確認しましょう。
3.合祀後に遺骨を取り出せるか
非常に重要です。
合祀では複数の方の遺骨を一緒に納めるため、合祀後に特定の遺骨だけを取り出すことは難しくなるのが一般的です。
「将来家族のお墓を作るかもしれない」
という場合は、特に慎重に選びましょう。
4.総額はいくらか
基本料金だけでなく、
・納骨料
・管理費
・銘板料
・法要費
・個別安置料
・更新費
などを確認します。
「○万円~」
という表示だけで比較しないことが大切です。
5.お参りできるか
永代供養にすると、
「家族はもうお参りできない」
というわけではありません。
ただし、施設によって、
・参拝時間
・お供えのルール
・線香使用の可否
・供花のルール
などが異なります。
旧盆や命日などにお参りしたい場合は、事前に確認しておきましょう。
6.宗派や宗教の条件
宗旨・宗派を問わない施設もあれば、寺院によっては条件が設けられている場合があります。
特に寺院の永代供養を検討する場合は、
・檀家になる必要があるか
・宗派の条件があるか
・法要はどのように行われるか
などを確認しましょう。
7.将来の管理方法
「永代供養」という言葉だけではなく、
将来誰が施設を管理し、どのように供養を続けるのか
も確認したいポイントです。
契約内容や管理主体などを確認し、分からない部分は契約前に質問しておきましょう。
永代供養を選ぶ前のチェックリスト
契約前に以下を確認しておくと安心です。
| 確認項目 | チェック |
|---|---|
| 合祀か個別安置か | □ |
| 個別安置期間 | □ |
| 合祀される時期 | □ |
| 合祀後に遺骨を取り出せるか | □ |
| 永代供養料 | □ |
| 納骨料 | □ |
| 年間管理費 | □ |
| その他追加費用 | □ |
| 宗派の条件 | □ |
| お参りできる時間 | □ |
| お供え・線香のルール | □ |
| 家族も将来入れるか | □ |
| 必要な改葬書類 | □ |
| 納骨時に必要な書類 | □ |
特に、
「合祀される時期」と「合祀後の遺骨の扱い」
については家族全員で共有しておきましょう。
沖縄で墓じまい後の永代供養を考えるときの注意点
沖縄で墓じまいをする場合、本土と同じように工事と行政手続きだけ考えればよいとは限りません。
沖縄独特のお墓や先祖供養文化も考慮する必要があります。
門中墓は一人だけで決めない
門中墓など、一族・親族が関係しているお墓では特に注意が必要です。
実際に日頃管理している人が一人であっても、
「先祖代々のお墓だから残したい」
と考える親族がいることがあります。
墓じまいを決定する前に、
・誰の遺骨が入っているか
・誰がお墓に関係しているか
・誰に説明する必要があるか
を整理しておきましょう。
墓じまいとトートーメーは分けて考える
沖縄では、お墓の問題と一緒にトートーメー(位牌)の問題が出てくることがあります。
しかし、
墓じまいをするからといって、必ず仏壇やトートーメーも同時に整理しなければならないわけではありません。
お墓と仏壇・位牌は別々に考えることができます。
例えば、
お墓
→ 墓じまいして遺骨を永代供養
仏壇
→ 自宅で引き続き祀る
という方法もあります。
反対に、実家の売却などをきっかけに、
「墓じまいと仏壇じまいを一緒に考えたい」
という家庭もあります。
家族の事情に合わせて整理しましょう。
シーミーや旧盆のお参りをどうするかも話しておく
沖縄では、シーミー(清明祭)や旧盆など、ご先祖様を身近に感じる行事があります。
そのため、
「墓じまいしたらシーミーはどうするの?」
と不安になる家族もいるでしょう。
墓じまいをすることと、先祖供養そのものをやめることは同じではありません。
永代供養先へお参りしたり、自宅の仏壇で手を合わせたり、家族で別の形の供養を続けたりすることもできます。
墓じまいをする前に、
今後家族としてどのような形でご先祖様を供養していきたいのか
まで話しておくことが大切です。
墓じまい後に永代供養を選ぶメリット
お墓を継ぐ人がいなくても利用しやすい
家族の代わりに施設側が管理や供養を行うため、後継者がいない家庭でも検討できます。
お墓の清掃や草刈りの負担を減らせる
従来のお墓のように、家族が定期的に清掃や草刈りを続ける負担を軽減できます。
県外に住む子どもへの負担を減らせる
沖縄県外で暮らしている子どもに、
「将来このお墓を管理するために沖縄へ戻ってきてほしい」
と任せなくてもよい方法を選べます。
無縁墓になる不安を減らせる
お墓を継ぐ人がいなくなって放置される心配を減らすことができます。
墓じまい後に永代供養を選ぶデメリット・注意点
メリットだけでなく、注意点も理解して決めましょう。
合祀すると遺骨を戻せない場合がある
永代供養でもっとも注意したいポイントです。
一度合祀すると、
「やっぱり家族のお墓を作りたい」
と思っても、遺骨を取り出せない場合があります。
親族が反対する可能性がある
特に沖縄では、
「先祖代々のお墓をなくすこと」
そのものに抵抗を感じる親族がいる場合があります。
墓を撤去してから報告するのではなく、できるだけ事前に相談しましょう。
想像していた供養方法と違うことがある
「永代供養」という名称だけで契約すると、
「ずっと個別だと思っていた」
「いつでもお参りできると思っていた」
といった認識の違いが起こる可能性があります。
契約内容を確認することが重要です。
複数の遺骨では費用が増えることがある
1柱ごとに料金が必要な施設の場合、遺骨の数が多いと総額が大きくなります。
墓じまい前に遺骨数を確認しておきましょう。
墓じまいと永代供養を同時に考えた方がよい人
次のような方は、墓じまいと一緒に永代供養を検討してみてもよいでしょう。
・お墓を継ぐ人がいない
・子どもが沖縄県外に住んでいる
・高齢になり墓の管理が難しい
・今後実家を売却する予定がある
・子どもに墓の管理を任せたくない
・墓が遠く、ほとんどお参りできない
・墓の修繕費や維持負担が大きい
・自分の代でお墓を整理しておきたい
反対に、
「今後も家族でお墓を継いでいきたい」
という場合は、必ずしも墓じまいをする必要はありません。
墓じまいは目的ではなく、
家族が今後も無理なく供養を続けるための選択肢の一つ
として考えることが大切です。
よくある質問
Q.墓じまいをしたら必ず永代供養しなければなりませんか?
いいえ。
永代供養以外にも、納骨堂、樹木葬、新しいお墓への改葬などがあります。
家族の希望や今後の管理方法を考えて選びましょう。
Q.墓じまいと永代供養はどちらを先に決めますか?
基本的には、墓の撤去より先に遺骨の移動先を検討します。
先に永代供養先などを決めておくと、必要書類や納骨時期などを確認したうえで墓じまいを進められます。
Q.墓じまい後の遺骨を自宅に置いてもいいですか?
遺骨の扱いについては、今後どこへ納骨するのかも含めて慎重に検討する必要があります。
最終的に墓地や納骨堂へ改葬する場合には必要な手続きがありますので、現在のお墓がある市町村や受け入れ先へ確認しましょう。
Q.永代供養なら年間管理費はかかりませんか?
年間管理費が不要な施設もありますが、すべての永代供養が無料とは限りません。
個別安置や納骨堂などでは管理費が設定されている場合があります。
契約前に、
「今後支払いが必要になる費用はありますか?」
と確認しましょう。
Q.一度永代供養した遺骨を別のお墓へ移せますか?
個別安置されている段階であれば対応できる施設もありますが、合祀後は個別の遺骨を取り出すことが難しい場合があります。
将来お墓を作る可能性がある場合は、合祀の条件を特に確認しましょう。
Q.沖縄県外の永代供養先へ遺骨を移すことはできますか?
改葬に必要な手続きを行い、受け入れ先の条件を満たせば、県外の墓地や納骨堂などへ改葬することも可能です。
子どもが県外に住んでいる場合などは、家族が将来お参りしやすい場所へ移すという考え方もあります。
Q.門中墓でも墓じまいして永代供養できますか?
墓じまいそのものを検討することはできますが、門中墓は複数の親族が関係しているケースがあります。
誰の遺骨が納められているか、墓の使用関係がどうなっているかなどを確認し、関係する親族と十分に話し合ってから進めることが重要です。
Q.永代供養にするとシーミーはできなくなりますか?
必ずしも「供養ができなくなる」ということではありません。
ただし、従来の家族墓とはお参りの方法が変わります。
永代供養先へお参りする、自宅の仏壇で手を合わせるなど、家族に合った方法を考えることができます。
まとめ|墓じまいを決める前に「遺骨をどこへ移すか」まで考えよう
墓じまいを考えると、
「お墓をどう撤去するか」
に目が向きがちです。
しかし、本当に重要なのは、
お墓から取り出した遺骨を、その後どのように供養していくか
です。
墓じまい後の供養方法には、
・永代供養
・納骨堂
・樹木葬
・別のお墓への改葬
・合祀墓
などがあります。
その中でも永代供養は、お墓を継ぐ人がいない家庭や、子どもに管理負担を残したくない家庭にとって選択肢の一つになります。
ただし、
「永代供養ならどこでも同じ」
ではありません。
合祀か個別安置か、何年後に合祀されるのか、年間管理費はあるのか、お参りはできるのかなど、契約内容は施設ごとに異なります。
また、沖縄では門中墓や亀甲墓など独自のお墓文化があり、家族だけでなく親族との話し合いが重要になるケースもあります。
墓じまいを、
「お墓をなくすこと」
だけで考えるのではなく、
今後どのような形なら、ご先祖様を大切にしながら家族の負担を減らせるのか
という視点から考えてみてください。
まぶいとでは、沖縄の墓じまいから改葬手続き、墓の撤去、墓じまい後の永代供養までご相談いただけます。
「何から始めればいいのか分からない」
「墓じまいした後の遺骨をどうすればいい?」
「門中墓なので親族への説明に困っている」
「墓じまいと永代供養に全部でいくらかかるのか知りたい」
という段階でも問題ありません。
現在のお墓の状況やご家族の希望を確認しながら、今後の供養方法を一緒に整理していきます。
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